ねこの先生 河村目呂二展 in 瀬戸

河村目呂二展2010 ポスター2010年9月25日(土)・26日(日)
場所:瀬戸市文化センター他 新世紀工芸館1階

愛知県瀬戸市が街を挙げてのイベント『第15回来る福招き猫まつり』に、目呂二作品が招待され、風呂猫と日本招猫倶楽部のプロデュースにより 『ねこの先生 河村目呂二展』 が実現。
瀬戸の名窯㈱中外陶園のご尽力により、目呂二の『初代芸者招き』限定復刻と『MONEY=KEY猫』の復刻販売ほか、幻の彫塑作品『接吻』がセラミック・アートとしてよみがえって展示されました。
復刻2体

文化センター快晴の初日 瀬戸文化センターにはオープン前からお目当ての猫グッズを狙う多くの人たちの行列。

イベント会場内軽井沢での『河村目呂二の世界展』ではお目にかけることができなかった、貴重な実物作品も多数展示することができました。
このイベントに合わせて、風呂猫カメラマン・板東寛司氏とフリーライターの荒川千尋さんのご尽力により、目呂二の生涯通じての活動をまとめた本 『ねこの先生 河村目呂二』 が完成。展示会の内容が網羅されているので、興味を持ってくださった方には、目呂二のことがさらに良く分かる資料となりました。
他の目呂二の復刻グッズも充実してまいりました。

接吻新世紀工芸館では、セラミックアートとして再現復刻された『接吻』が展示されました。
この作品は、昭和5年の構造社展に目呂二が出品した彫塑作品で、現存記録がありません。
残された資料で、当時の新聞に掲載された写真1枚から、『中外陶園』の多くの技術者の努力で、まぼろしであった作品をよみがえらせることに成功しました。
実物を見たことがあった娘ソロも、初めて見たときに感激で涙したほどでした。

2日間で3~4000人が瀬戸という小さな街に集まり、猫になりきって楽しんでいました。
このお祭りには瀬戸の街が一丸となって継続し盛り上げているのです。
そこは、多くの猫作家たちにも重要な作品アピール場となっているのだ。
そう、現代の目呂二たちにも、目呂二の活動や作品を見知る機会となったはずである。

スタッフ
このお祭りに招待して頂き、展示終了までご尽力くださった風呂猫スタッフ、瀬戸市の職員の皆さん、そして中外陶園の皆さん、その他多くのご協力者の皆さんに感謝もうしあげます。