『我楽他宗』とは、1919年希代の奇人 「三田平凡寺」が創設した各種蒐集家の集う、趣味の同好会である。
会員の顔ぶれは各界著名人にまで及び、美術家、建築家、医師、職人、芸者、議員までもが名を連ね、互いの蒐集を評価し協力しあう、幅広い情報ネットワークを張り巡らしていたという。
会員は、平凡寺を総本山とし、各々の寺号を称して活動していた。
目呂二は猫のもの蒐集家として1918年(大正7年)から参加している。結婚後すの子も魚や小さなもの蒐集家として参加している。
寺号は、 目呂二・・・・九美山女弄寺 すの子・・・・桂玩庵猫快女
![]() 芝高輪にあった平凡寺邸の屋根裏部屋にて |
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![]() 目呂二の千社札 寺号『女弄児』(めろじ) |
![]() 後年、新宿西落合の自性院へ寄進することとなる |
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