まねき猫 の紹介
目呂二の創案した、羽織姿に福々しいほほえみの縁福猫は、
俗に「芸者まねき」とよばれ、現在にいたるまで、
多くの招き猫愛好家たちによって愛され、
“幻の招き猫”として語り継がれている。
初代 『縁福猫』
(通称 「芸者まねき」)
昭和8年(1933年)現在100体分を超える当時の申込書が確認されている(頒布当時 一体 5円) |
二代目 『縁福猫』
昭和25年(1950年)第二期・第三期と、少しづつデフォルメを加えながら長期に亘って作られ続けた形跡があることから、相当の数が頒布されたと思われる。
ただし、原則的には“受注製作”であったと思われ、また目呂二人形と同様、一点一点手描きの彩色のため生産量には限りがあり、現存するものは極めて少ない。
撮影:板東寛司 |
三代目 『縁福猫』
昭和25年(1950年)第一期のものと比べ丸みを帯びて、より人形らしいフォルムとなっている。
しかし、単なる擬人化ではなく、猫らしい特徴は外していない |
『MONEY-KEY猫』
大正13年(1924年)
関東大震災の翌年、復興を祈願して製作、販売されたおそらく日本初の創作招き猫である。
金貨(マネー)と鍵(キー)を持たせたところハートの眉毛とカイゼル髭という風貌が、目呂二独特のユーモアとウィットに富んだセンスを存分に発揮した“創作招き猫”といえる。
撮影:板東寛司 |
『招き猫灰皿』
昭和25年(1950年)
撮影:寛板東司 |
『夢枕のミケ』
年代不詳 |
『芸者まねき絵』
年代不詳 |
『舞い猫』
昭和25年(1950年) |
『芸者まねき』デザイン下絵
年代不詳 |
『芸者まねき』デザイン下絵
年代不詳 |