まねき猫 の紹介

目呂二の創案した、羽織姿に福々しいほほえみの招き猫は、
俗に「芸者まねき」とよばれ、現在にいたるまで、
多くの招き猫愛好家たちによって愛され、
“幻の招き猫”として語り継がれている。

招き猫001  

初代 『芸者まねき』

(販売時正式名称 「縁福猫」)
昭和8年(1933年)現在100体分を超える当時の申込書が確認されている(頒布当時 一体 5円)

招き猫002  二代目 『芸者まねき』

昭和25年(1950年)第二期・第三期と、少しづつデフォルメを加えながら長期に亘って作られ続けた形跡があることから、相当の数が頒布されたと思われる。
ただし、原則的には“受注製作”であったと思われ、また目呂二人形と同様、一点一点手描きの彩色のため生産量には限りがあり、現存するものは極めて少ない。

撮影:板東寛司

招き猫003

三代目 『芸者まねき』

昭和25年(1950年)第一期のものと比べ丸みを帯びて、より人形らしいフォルムとなっている。
しかし、単なる擬人化ではなく、猫らしい特徴は外していない

招き猫004

『MONEY-KEY猫』

大正13年(1924年)

関東大震災の翌年、復興を祈願して製作、販売されたおそらく日本初の創作招き猫である。
金貨(マネー)と鍵(キー)を持たせたところハートの眉毛とカイゼル髭という風貌が、目呂二独特のユーモアとウィットに富んだセンスを存分に発揮した“創作招き猫”といえる。

撮影:板東寛司

招き猫005

 『招き猫灰皿』

年代不詳

撮影:寛板東司

招き猫006  

『夢枕のミケ』

年代不詳

招き猫007

 『芸者まねき絵』

年代不詳

招き猫008

 『舞い猫』

年代不詳

招き猫009

 『芸者まねき』デザイン下絵

年代不詳

招き猫010

 『芸者まねき』デザイン下絵

年代不詳